健康維持に効果のあるウォーキング。あなたは、一日にどのくらい歩いていますか? そして周りの人たちはいったいどのくらい歩いているのでしょう? 地域別の歩数調査から見えてくる、毎日の目安歩数をチェックしてみましょう。

 

 

みんな一日どれくらい歩いているの?一日の最適歩数とは

“まったく新しい健康づくり”として、「一日8,000歩」を推奨するウォーキングの取り組みが話題になっています。一日の最適歩数は8,000歩で、早歩きや階段の上り下りなど中強度の活動が20分含まれていると、いっそう健康によいとのこと(※1)。
(※1)『やってはいけないウォーキング』(青栁幸利著/SBクリエイティブ)より

でも実際のところ、自分がどのくらい歩いているのかを把握している人はそれほど多くありません。「一日○○歩」といわれても、活動量計などを身につけない限り、自分の一日当たりの歩数などは見当もつかないでしょう。

平成27年の調査(※2)では、全国20~64歳の一日の平均歩数は、男性で7,970歩、女性で6,911歩。最も歩いている年代は、男女ともに20代。男性で8,801歩、女性で7,319歩です。
男性は30~50代で横ばいであり、平均8,134歩。運動習慣・生活習慣やデスクワーク等の影響からか、20代に比べて大きく減っています。
女性は30~50代でも平均7,087歩であり、妊娠・出産の影響による減少も想定されますが、20代との差は小さくなっています。
(※2)厚生労働省「平成27年 国民健康・栄養調査結果の概要」

 

 

意外? 納得? 最もよく歩く都道府県は……?

また、平成24年の調査では、都道府県別で20~64歳の一日の平均歩数データがあり、最も多い都道府県は、男性が兵庫県、女性では千葉県です。

<厚生労働省「平成24年 国民健康・栄養調査の概要」・歩数の平均値>
(20~64歳、性・都道府県別、年齢調整)

[男性]全国・7,791歩
1位:兵庫県(8,859歩)、2位:福島県(8,576歩)、3位:埼玉県(8,555歩)
[女性]全国・6,894歩
1位:千葉県(7,427歩)、2位:静岡県(7,423歩)、3位:京都府(7,422歩)

分布図を見てみると、比較的、都市部の人の方がよく歩いていることがわかります。日常生活で車を使うか使わないか、公共交通機関で通勤・通学をしているかどうかというライフスタイルの違いが、歩数の差に表れているのかもしれません。
ちなみに、平均歩数が最も少ないのは、男性は宮城県(6,439歩)、女性だと秋田県(6,028歩)。男女の歩く・歩かないが地域によって大きく違う点も、おもしろいですね。

 

 

理想歩数まであと○○歩! どう稼げばいい?

1日あたりの目標歩数を「8,000歩」とした場合、厚生労働省による平成27年の男女の平均歩数を基準にすれば、男性で約30歩、女性なら約1,100歩も足りないことになります。では、その足りない歩数を、どう稼げばいいでしょうか?

ウォーキングを習慣にしていない人にはひと工夫が必要です。そこで、少し具体的に歩数の検証をしてみましょう。

自分の歩幅は、一般的に以下の計算式で求められます。
●運動習慣がある人……身長(㎝)×0.45
●運動習慣がない人……身長(㎝)×0.37

この計算式を元に、運動習慣がない、身長160㎝の女性の場合を考えてみます。
・歩幅は、およそ160㎝×0.37=59.2㎝。
・足りない分の1,100歩を稼ぐためには、59.2㎝×1,100歩=651.2m。
・つまり、約650m歩けばよいことになります。

最も取り組みやすいのは、隣の駅を使うこと。都内なら、駅と駅の間はおおよそ1~3㎞程度ですから、会社の行き帰りなどにでも一駅分歩くようにすると、無理なく続けられます。

働き・子育て世代の皆さんの更なる取組みとしては、ちょっと離れたスーパーにお散歩がてら立ち寄ってみるといった工夫をしたり、平日に時間がない場合には、休日に家族とウォーキングを楽しむのもよい方法です。親しい人とのんびりとした時間を満喫できるのも、ウォーキングのよいところです。

なお、ウォーキングに取組む際、スマホアプリの歩数計測や活動量計などを利用すれば、より明確に必要な歩数や距離を算出できます。

「一日8,000歩」と聞くとハードルが高く感じられていた人も、ちょっとした工夫や発想の転換で、実現可能な数字に思えてきませんか? 日常的に歩くことを意識して、健康的な毎日を楽しみましょう!

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