最近では、喫煙者の数も減り続けています。禁煙外来ができるなど、禁煙する人を後押しする病院や商品が多くなりました。その中でも、手軽に禁煙ができるアイテムなのが電子タバコです。

しかし、この電子タバコに含まれる成分の一つ、プロピレングリコールは危険な物質と噂になっています。はたして、プロピレングリコールは危険なのでしょうか?

 

 

プロピレングリコールとは?

そもそも、プロピレングリコールとはいったいどんな成分なのでしょうか?保湿や乳化に使用され、食品や医薬品にも用いられている有機化合物の一種です。

保湿剤や乳化剤の他、殺菌剤や溶剤の目的でも使用され、効果は幅広く、ありとあらゆる製品の中に添加物として含まれています。医療品でも経皮吸収促進剤でも使われています。(皮膚から薬の効果を高める目的)
現代社会の日本で、この成分が入っていない製品を使わず、生活していくことはできないと言われている程です。

 

 

プロピレングリコールの毒性

どの製品にも含まれているプロピレングリコール。毒性はあるのでしょうか?また、ある場合は、どのような毒性なのでしょうか?

プロピレングリコールは表示指定成分に指定されています。この表示指定成分とは旧厚生労働省が石油化学成分の中で、有毒性を認めたものを表示する決まりがあります。
つまり、プロピレングリコールは毒性があると認定されています。商品に記載されるときはPGと略されています。
プロピレングリコールの原料は石油。石油をもとに製造されるため、原液では猛毒です。眼や皮膚に対して、刺激性を持ちます。

しかし、商品で使用されているプロピレングリコールは全て希釈されており、低用量では毒性による症状は見られません。
ですが、長期間の使用で、皮膚感作によるアレルギー反応が起こった症例や、発がん性が認められた報告もあるため、無害ではありません。

危険接触性皮膚炎

プロピレングリコールで起こる病気で、危険接触性皮膚炎という病気があります。これは、刺激性のある物質に接触する事で起こる皮膚炎です。
プロピレングリコールも刺激性のある成分です。赤ちゃんや肌の弱い人はこの病気になる可能性が他の人よりも高いでしょう。
この皮膚炎は、毒性が強いほど痒みやひりひりとした痛みがひどくなり、時には熱傷や水泡が出来ることもあります。

 

 

電子タバコは癌になる?

では、実際に電子タバコを吸っていると癌になるのでしょうか?

電子タバコの成分

タバコの成分は天然のタバコ葉に約600種類の化学物質が添加されて作られています。一方電子タバコでは、リキッドと言われる不凍液がタバコのような煙を作っています。

リキッドの成分は主に、プロピレングリコールや植物性グリセリン。エタノールやタバコ香成分などです。

電子タバコの発がん性はあるのか

タバコよりは化学物質は少ないですが、電子タバコによる健康被害の報告はあります。リキッドを燃やす時に発生する、ホルムアルデヒドが原因で癌が起こった症例がありました。
電子タバコでも癌は起こるので、注意が必要です。

電子タバコの注意点

最近子どもによる電子タバコのリキッド誤飲事故が多くなっています。見た目もカラフルですし、種類の中には果物の香りがするものもあるため、ジュースか何かと間違えてしまう事故が起きています。

また、日本ではニコチンが含まれる電子タバコのリキッドは、販売が規制されているため輸入以外入手することが出来ません。もし、タバコの原因がニコチン依存によるものであれば、電子タバコに切り替えても、効果は薄いでしょう。

電子タバコに含まれている成分には、発がん性物質はありませんが、熱することにより、発がん性物質が発生し、癌を誘発する危険性があります。

電子タバコの危険性を知り、自分の状況にあった禁煙方法を選択して、禁煙を進めていきましょう。