ここ10年、消化器系の疾患で増えている病気とはどんなものがあるのかご存知ですか?
1位『逆流性食道炎』
2位『潰瘍性大腸炎」(大腸の壁の部分に突如炎症が起こり、広がってしまう原因不明の病)
3位『裂肛(切れ痔)』

1位となった「逆流性食道炎」とは、何らかの原因で胃と食道との間で弁の役割をはたしている噴門(ふんもん)が開きやすくなることで、胃から食道へ胃酸が逆流。食道粘膜が炎症をおこし、胸やけなどの不快な症状を引き起こす病です。

高齢者がなりやすいといわれている「逆流性食道炎」ですが、現代では若者にその病気が発症しやすいといわれています。

若い人に増加してきた原因

欧米型の脂っぽいものが多い食生活

かつては欧米に多くみられ、日本人には少ない病気でした。それが若い人に増加してきた原因の一つとして、欧米型の脂っぽいものが多い食生活にあると考えられています。
肉中心の食生活は、どうしても脂肪分を多く摂る傾向があります。それを消化するために、胃酸の分泌も増加します。そんな食事を続けると、胃酸が分泌されやすくなり、逆流性食道炎が発症しやすくなります。
脂肪の多い食事をとった時に十二指腸から分泌されるコレシストキニンというホルモンの働きや、たくさんの食事で胃が引き伸ばされることで、下部食道括約筋がゆるむことも原因と考えられています。

『ピロリ菌』保有率が低い

ピロリ菌は胃の中に生息する細菌で、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの病気の原因のひとつです。
ピロリ菌に感染している人の割合が高い国は逆流性食道炎の患者さんが少ないことが分かっています。これは、ピロリ菌によって胃に炎症が起こると、胃酸の分泌が少なくなるためと考えられています。日本はピロリ菌に感染している人の割合が高い国でしたが、衛生環境が改善してきたことで、その割合は低くなってきました。これが近年、日本で逆流性食道炎が増えたことのひとつの原因と考えられています。

ストレス

逆流性食道炎はストレスとは密接に関係あります。単純な心因性の胃酸過多に加え、食道粘膜が胃酸で傷つかないように、胃液が食道に逆流しない為の器官、組織の機能障害が関係しています。
自律神経が弱い人はなりやすいということです。

 

年をとると、下部食道括約筋の働きが悪くなり逆流性食道炎になりやすいです。また、食道のぜん動運動、唾液の量なども少なくなるため、逆流した胃液を胃に戻すことができなくなるもの原因です。
ただ、まだまだ若いのに
気になる胸やけを感じている人は、原因を探ってみてはいかがですか?

Leave a Response