皮膚が乾燥すると肌のキメが乱れてバリア機能が低下し、外的刺激に敏感になって肌荒れや肌質の劣化を引き起こします。
さらにバリア機能の低下は、肌が本来持つ保湿力を弱らせてしまいます。すると肌の乾燥はますます進行することに。ドライスキンの負のスパイラルが止まらなくなってしまう前に、しっかり対策をしたいものです。
そのためには日々のスキンケアに加えて食事にも気を使い、肌の保湿力を向上させる成分を体内に摂り込んで内側からしっかりインナーケアすることも重要です。
体の内側と外側からのWでケアして、潤いと輝きに満ちた肌に!

 

 

乾燥肌を改善する食べ物5選

乾燥肌を改善するためには、多種類の栄養素をまんべんなく摂取してバランスのとれた食事を心掛けるのが基本ですが、肌の保湿をバックアップしてくれる頼もしい食材は積極的に食べておきましょう。
乾燥肌改善を助ける、身近な食材をピックアップしました。今日からさっそく食卓に取り入れてみてください。

 

納豆

納豆のネバネバ成分であるポリグルタミン酸は、アミノ酸が結合した天然成分で、ヒアルロン酸にも劣らぬ優れた保湿力と継続性を持っているとされています。また、角質層に存在する天然保湿因子(角質層で水分を保持する重要な働きを持つ物質)を活性化させる作用もあり、皮膚細胞の水分量を増やしてバリア機能を回復させます。
さらに納豆には、皮膚や粘膜の健康維持をサポートするビタミンB2も豊富です。

 


アミノ酸といえば角質層内の天然保湿因子の原料になりますが、卵には20種類ものアミノ酸が含まれています。食品中の必須アミノ酸の含有比率を数値で表すアミノ酸スコアでは、卵はなんと100点。
その他、細胞膜の構成成分でもあり高い保湿力を持つレシチン、健全な角質層を作るのに欠かせないタンパク質、細胞分裂をスムーズにしてターンオーバーを整える役割を持つ亜鉛が豊富に含まれています。

 

サーモン

サーモンに含まれる赤系の色素成分アスタキサンチンは、加齢や紫外線のダメージから肌を守る強い抗酸化作用があることで知られていますが、それだけでなく保湿効果や、乾燥を防ぐために必要な肌のコラーゲンの生成を助ける効果もあるとされています。
さらに肌の保湿機能を改善するセラミドの材料になる、オメガ3系脂肪酸のDHAとEPAも豊富です。オメガ3系脂肪酸は熱に弱いので、生のまま刺身やお寿司として食べるのがおすすめです。

 

パプリカ

コラーゲンの生成を促すビタミンCの含有量は野菜・果物の中でもトップクラスというパプリカ。βカロテンも豊富。βカロテンは、体内でビタミンAに変換して皮膚や粘膜の潤いを維持させる役割を担います。
パプリカに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいという特質があり、βカロテンは脂溶性で油とよく馴染むので、油炒めにすると吸収率がアップします。

 

アボカド


抜群の栄養価を誇るアボカドには、セラミドを生成するリノール酸をはじめ、血行を促進して肌の新陳代謝を活発にするビタミンEの他、ビタミンB2、ビタミンC、βカロテンなど保湿を助ける成分がたっぷり含まれています。
生で食されることが多いですが、体を冷やしてしまうと乾燥改善を妨げかねません。寒い季節は、グラタンやスープなど、加熱をして食べるのもいいでしょう。

 

 

乾燥肌を悪化させかねない要注意な食べ物3選

乾燥肌の改善を助ける食べ物もあれば、邪魔をする食べ物もあります。
体や肌に悪い影響を与えかねない食べ物にかぎって、美味しくてついつい口にしたくなったりするものですが、潤いに満ちた美しい肌を目指すなら、時には我慢も必要です。

 

インスタントラーメン

炭水化物の摂り過ぎは要注意。栄養バランスをとるのが難しくなり、保湿成分を生成する栄養素が不足しがちになります。
またインスタント食品に含まれる多量の添加物は肝臓に負担をかけ、肌に必要な栄養素を送り込む機能を低下させかねません。

 

アイスクリーム

体を冷やすと血行不良を招き、栄養素や酸素が肌細胞の隅々にまで行き渡らなくなって代謝が悪くなり、乾燥を進行させてしまうかもしれません。
また、甘い物の食べ過ぎもNG。糖質の代謝によってビタミンB群が失われるので、肌に行き渡る量が減ってしまうことも。

 

アルコール


アルコールはビタミンCやビタミンEの働きを鈍らせる働きがあるので、飲みすぎは厳禁です。
またアルコールを分解する過程で多くの水分が必要となるため、身体が水分不足になり、乾燥肌を深刻化させてしまうかもしれません。

 

栄養バランスの良い食事を心掛けることが乾燥肌対策の最善策!

保湿効果がある栄養素を意識的に食べることによって、内側からの乾燥肌改善効果が見込めます。
ただしどんなに効果的な食べ物でも、そこに薬のような即効性を求めるのはナンセンス。美肌は一日にしてならず。毎日コツコツ摂取することが重要です。